【保存版】関東大震災の教訓
私たちは何を学び、どのように備えるべきでしょうか?
関東大震災は、一般的には相模トラフの海溝型地震と思われています。しかし、約60万年前、伊豆半島が本州に衝突したときに相模トラフが大きく陸側に曲がったことにより、直下型地震の特徴も兼ね備えているという極めて稀な地震です。そのため、直下型地震の特徴である、限られた地域に強烈な揺れによる建物の倒壊や山崩れが発生しただけでなく、海溝型地震の特徴である広範囲に渡る揺れと、津波による被害が加わりました。さらに大規模・長時間の火災が発生する複合的な災害となってしまいました。
巨大地震はいつ発生するかわかりません。しかし、それほど遠くない将来に必ず発生すると思っていた方が賢明です。だからこそ、日ごろの備えがとても大切だと思います。
日ごろの備えをどのようにすべきか?に関する便利情報を【保存版】としてまとめます。
<自宅、勤務先の地震リスクを知っておく>
■J-SHIS 地震ハザードステーション(地震調査研究推進本部作成)
https://www.j-shis.bosai.go.jp/
自宅や勤務先、知りたい場所の地震リスクなどがわかるページです。詳細な情報が得られますが、少しわかりづらさもあるので、お薦めはこの中の「地震ハザードカルテ」です。
https://www.j-shis.bosai.go.jp/labs/karte/
地震リスクを知りたい地点を指定し、「診断する」ボタンをクリックすると下図のような地震ハザードカルテが作成されます。地震地点は、地図上をクリックして指定するか、住所から検索して指定することができます。
■活断層データベース(地質調査総合センター作成)
https://gbank.gsj.jp/activefault/search
日本国内に2000以上ある活断層がすべて地図上に表示されています。
調べたい場所に、活断層があり地震の危険性があるかどうかを一目で確認することができます。
■治水地形分類図(国土交通省国土地理院作成)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/fc_list_b.html
知りたい場所付近の川の水路周辺の治水地形情報を、「山地」「台地・段丘」「谷底低地」「後背湿地」「旧河道」「旧流路」「干拓地」「埋立地」などの分類で見ることができます。太字で示した場所はだいたい低地で、地盤が弱く地震で液状化現象が起きやすい地形です。また、池・沢・沼・川・河などの「水」に関係した文字が入っている地名、窪(久保)・下・谷・沢などの「低地」に関係した文字が入っている地名、鴨・茅などの「水辺の動植物」に関する地名も軟弱な地盤である可能性があり、地震被害が周囲より大きくなります。
■国土交通省ハザードマップポータルサイト
http://disaportal.gsi.go.jp/
身の回りの災害リスクを調べられるサイト。洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示します。
<地震対策のためのお役立ち情報一覧>
■首相官邸ホームページ「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html
このサイトでは、家庭でできる対策として次のように分けて説明しています。
サイト内では、それぞれの項目の更に詳しい内容を入手できます。
●家具の置き方 工夫していますか?
家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう。寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないようにしましょう。置く場所も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置を工夫しましょう。そして、夜でも手の届くところに懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。
●食料・飲料などの備蓄 十分ですか?
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ普段の生活の中で利用されている食品等を備えるようにしましょう。
●食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例(人数分用意しましょう)
・飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロなど
※大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
※飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。
日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。
●非常用持ち出しグッズ 準備できていますか?
●避難場所や避難経路 確認していますか?
豪雨、津波、火山噴火など、災害の種類によって安全な避難場所が異なります。
それぞれの災害をイメージしてどのように行動すれば安全に避難できるか家族で考えてみましょう。
●安否確認方法 決まっていますか?
別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを事前に話し合っておきましょう。災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡が取れない場合もあります。その際には以下のサービスを利用しましょう。
■災害用伝言ダイヤル
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、
伝言を再生できます。
※一般加入電話や公衆電話、一部の IP 電話からご利用できます。携帯電話・PHS からもご利用で
きます。詳細は以下のページをご覧ください。
■災害用伝言板
携帯電話やPHSからインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っ
ている家族などが、情報を閲覧できます。
*171~災害用伝言ダイヤル(政府インターネットテレビ)
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2090.html
*知っていますか?災害用伝言板(政府インターネットテレビ)
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2719.html
〈関連お役立ちサイト〉
■内閣府防災情報
災害状況・被害状況の公表のほか、防災対策情報や内閣府の防災に関する政策等を公開。
https://www.bousai.go.jp/
■TEAM防災ジャパン(運営:内閣府政策統括官)
防災に関する最新情報、自助・共助に関するアイディアなどが集約されたサイト。
https://bosaijapan.jp/
■政府広報「防災・減災」お役立ち情報
自然災害から命を守るため、知っておいてほしいこと。
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/cu_bosai/index.html
■国土交通省防災ポータル
「いのちとくらしをまもる防災減災」を、各自が実行していくための防災情報サイト。
https://www.mlit.go.jp/river/bousai/olympic/
■総務省消防庁 防災・危機管理eカレッジ
こどもから大人まで防災・危機管理についてサイト上で学習。
https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/
〈もしもの時の情報収集(ツイッター)
●首相官邸(災害・危機管理情報)
@Kantei_Saigai
J アラートと連動し、緊急地震速報や特別警報などを自動配信。災害・危機管理関連の政府活動情報が見られる。
●首相官邸(被災者応援情報)
@kantei_hisai
全国の大規模災害で被災された皆さまに向けて、各省庁の発信情報をリツイートすることなどにより閲覧できる。
●防衛省・自衛隊(災害対策)
@ModJapan_saiga
自衛隊の災害派遣状況や生活支援情報を閲覧できる。
●内閣府防災
@CAO_BOUSAI
災害情報や防災・減災に関する情報を閲覧できる。
●気象庁防災情報
@JMA_bousai
災害への警戒の呼びかけや解説等の情報を閲覧できる。
〈その他のお役立ちサイト〉
●国土交通省 気象庁:「関東大震災から 100 年」特設サイト
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/1923_09_01_kantoujishin/index.html
関東大震災を振り返るとともに、今後の地震に適切に備えるために必要な防災知識等に関する情報を掲載。
●総務省 消防庁:関東大震災から 100 年
https://www.fdma.go.jp/relocation/shinsai100/index.html
災害を防ぐことはできなくても、備えることはできる。再び同じことが起こったらどうするのか、それを考えることが大切。「行動」「防火対策」「防災組織」に分けて、命を守るために必要な情報を提供。
●東京都防災ホームページ
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/1022852/index.html
「東京強靱化プロジェクト」の一環として、地震関連イベントの紹介をするとともに、東京都の震災への取り組み、地震発生時の行動や備えなどを紹介。
●東京都:東京備蓄ナビ
https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/
東京都の防災ホームページ。「家族人数」「住まいの状況」「ペットの有無」の 3 つの質問に答えることで、その家庭に必要な備蓄品、備蓄量がシミュレーションできる