2025年の震度1以上の地震発生回数は4352回（12月14日まで）で、熊本地震のあった2016年以降最も多い年になりました。これは前年から続いているトカラ列島群発地震によるものです。
震度5弱以上の地震は下表の6地震です（千島海溝を震源とするロシア、カムチャツカ半島地震は、日本への影響が大きいので表に加えてあります）。南海トラフ地震の想定区域内の日向灘地震、東日本大震災の余震が懸念される福島県、青森県の地震に注意が必要でしょう。

左表は2025年に発表した震度4以上の地震の震源を示したものです。今回後発地震注意情報の出された「北海道・三陸沖」から、関東地方の太平洋側、そして南海トラフ地震の想定域である日向灘など九州地方の地震回数が多いことがわかります。また、長期間に渡って続くトカラ列島群発地震からも目を離せません。
巨大地震はいつ起きてもおかしくありません。家庭でできる地震対策を怠りなく行っておきましょう。