1月6日、島根県と鳥取県で震度5強の地震が発生

2026年2月2日

年明け早々の1月6日午前10時18分ごろ、島根県東部を震源とするマグニチュード6.2の地震が発生しました。この地震により、島根県と鳥取県で最大震度5強の揺れが観測されました。震度5強が観測されたのは、島根県では2018年4月以来、鳥取県では2016年10月以来です。

■島根県東部地震震度分布(2026年1月6日)

この地震では、10分後の10時28分ごろにも最大震度5弱(マグニチュード5.1)の地震が発生、20分の間に緊急地震速報が4回発表されました。島根県では重傷者が6名、住宅13棟が一部損壊の被害を受けました。震度1以上が観測されたのは中国・四国地方、北九州、近畿地方など広範囲に渡っています。

山陰地方は「隠れ活断層」が多い地震多発地帯

山陰地方での地震は、日本海側で発生するものが多く、過去の主な地震は次のような地震です。

■山陰地方で発生した主な地震

山陰地方で発生した地震の特徴は、陸域の浅いところで発生する地震です。活断層が地下に隠れていることが多く(鳥取県西部地震:2000年など)、津波を伴うことがあり、島根県でも被害が出ました。
山陰地方は地震多発地域の1つであり、活断層が発見されにくいことから、油断は禁物とされています。

●1872年浜田地震
(マグニチュード7.1前後)
明治初期、島根県西部で発生し、死者55人、家屋倒壊多数の大きな被害
●1943年鳥取地震
(マグニチュード7.2)
鳥取市を中心に火災が広がり、死者1083人(諸説あり)を出す大被害
●1978年島根県東部地震
(マグニチュード6.1)
三瓶山付近で崖崩れなどが発生
●1983年鳥取県中部地震
(マグニチュード6.3)
日本海中部地震の影響も
●1997年山口県中部地震
(マグニチュード6.6)
住家3棟、公共建物被害7棟など
●2000年鳥取県西部地震
(マグニチュード7.3)
近年では珍しい直下型地震で、
境港市などで震度6強
●2016年鳥取中部地震
(マグニチュード6.6)
倉吉市などで震度6弱を観測、負傷者発生
●2018年島根県西部地震
(マグニチュード6.1)
負傷者・家屋被害あり

最近3ヵ月間の地震多発地域は
トカラ列島、熊本県阿蘇地方、青森県東方沖など

最近3ヵ月間の震度1以上の地震多発地域は、下表で示すようにトカラ列島近海で83回、熊本阿蘇地方で58回、青森県東方沖で56回、島根県東部で44回、三陸沖で42回となっています。
トカラ列島近海では、12月30日に奄美大島付近でマグニチュード5.7(最大震度4)の地震が発生しています。また、岩手県沖でも12月31日にマグニチュード6.1(最大震度4)の地震が発生しました。この地域を震源とするマグニチュード6以上の地震は2017年9月以来8年ぶりですが、青森県東方沖、三陸沖など東日本大震災の関連地域での地震も気になります。

■最近の震源地ごとの地震観測回数
※期間:2025年10月5日~2026年1月13日

また、最近3ヵ月に発生した最大震度5弱以上の地震は、下図のように4つあります。青森県東方沖では上表で示したように地震が継続的に多発しています。根室半島南方沖地震も、陸のプレートに沈み込んでいる太平洋プレートが、蓄積した歪みを一挙に解消すると大地震の危険性があります。
熊本阿蘇地方の地震は、2016年4月14日の熊本地震(マグニチュード7.3、最大震度7)の余震がまだ続いていると思われ、引き続き警戒が必要でしょう。