空気の力で重要機器を守る「エアー免震装置」

2022年11月30日

弊社「エアー断震システム」は、地震発生時に、空気の力で建物を浮上させ、家、財産、生命を揺れから守るものですが、この技術を応用したのが、「エアスライダ」を基幹技術とした「エアー免震装置」です。半導体製造装置などの精密機器やサーバー、重要文化財等を空気の力で浮上させ、地震から守る空気浮上式免震装置です。
感震器で P 波を検知してから1秒以内には浮上が完了しますので、S 波が来る前に浮上完了します。

●特徴1:震度 2 程度の小さな地震から効果を発揮
エアスライダによる空気浮上で、震度2程度の小さな揺れから免震効果を発揮し、製造装置などの繊細な機器を地震の揺れから守り、事業継続に支障をきたしません(従来の免震装置は、震度 4 程度から効果を発揮します)。

●特徴2:最小厚さ 70mm の超薄型設計
従来の免震装置は 10 ㎝以上の高さがあるので、搭載する機器によっては、ステップを 1 段設けるなど、設置に不便を感じることもあります。エアー免震装置は、最小厚さ 70mm 薄型設計なので、使用できる機器の範囲も広がります。

●特徴3:免震建屋ではカバーできない範囲も守れる
通常免震建屋は、大規模地震が発生した際に免震効果が発揮されるよう設計され、小規模地震では作動しません。
半導体工場などでは、小規模地震でも生産品質に影響を及ぼすこともあります。免震建屋においても、生産装置にエアー免震装置を適用することで小規模地震による生産不良の低減が可能になります。

★対応可能な施設例