第385回 振動談話会が令和元年5月23日大阪市立大学で開催されます

2019年5月10日

第385回 振動談話会

開催日 : 令和元年5月23日(木)
時 間 : 14:30~17:00
会 場 : 大阪市立大学 梅田サテライト
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600
(大阪駅前第2ビル6階)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access

○プログラム

[連絡]14:30-14:40 開催挨拶

[講演1]14:40~15:20
題目 :スマートギヤ実現に向けた取り組み
講演者:射場大輔(京都工芸繊維大学 准教授)
概要 :本講演では動力伝達系で用いられる歯車の状態を監視するための取り組みについて紹介する.
これまでに”スマートギヤ”を実現するため,導電性インク用4軸レーザー印刷機を開発し,
き裂検知センサを樹脂歯車に印刷した.その製作方法等について発表する.

[講演2]15:20~16:00
題目 :歯車歯面性状の2次元周波数解析とその応用
講演者:本宮潤一(鳥取大学 助教)
概要 :歯車歯面には,機械加工によって細かい傷(加工痕)が残っており,これらは,ギヤボックスの
効率,騒音や振動に大きく関わっている.このとき,工法や加工条件と紐づけられた加工痕の
データベースがあれば,歯車の運動解析や設計をより効率的に行うことができる.一方, 収集
された歯面情報を最大限活用するためには,蓄積・加工・編集しやすく,かつ小容量のデータ
であることが重要である.本講演は,歯車歯面の3Dデータ圧縮技術に関する新しい取り組みに
ついて紹介する.

~休憩~

[講演3]16:10~16:50
題目 :空気浮上免震住宅の開発
講演者:三瓶久仁雄(三誠AIR断震システム)
概要 :地面と接していない浮いた家なら揺れない,という理屈を具現化し,一般住居を対象とした
空気浮上免震装置を開発し,実用化した.家の倒壊は言うに及ばす,家具の横倒しなどによる
被害も未然に防ぐことが可能である.本報では開発に至る経緯と内容,及び実際の施工例を示す.