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2016/09/02
2016年8月31日 19:46発生 最大震度5弱(気象庁発表)
熊本実証試験棟の記録
8月31日19:46に発生した地震の際の試験棟のデータを公表いたします。
上のグラフは建物南北方向の加速度波形、下のグラフは建物東西方向の加速度波形を示しています。それぞれのグラフの赤い波線が地面の加速度で、青い波線が1F床の加速度を示しています。
時間軸の緑のラインの位置でAIR断震システムにより浮上し断震効果が始まります。
地面の大きな揺れに比べて、建物は空気の力で浮上しているので1F床の揺れがかなり小さなものとなっています。地面が最大に揺れたあと、1F床と地面の揺れの波長がほぼ同じ程度を示していますが、数値的には20gal前後です。仮にもっと大きな揺れであってもその後、波長は20gal程度に収まります。